さつまいもは何故美味しいの?

 

 

女性に人気のある「さつまいも」

煮ても、焼いても、スィーツにしても美味しい「さつまいも」なのですが、「さつまいも」の栄養や効果も知っておきましょう。

 

 

1.さつまいもから得られる栄養

 

 

「さつまいも」には、いろいろな栄養素が含まれています。

 

ビタミンC          肌のシミ対策・美肌効果

食物繊維            腸内環境を整える

植物繊維・ヤラピン      老廃物の排出と肌のターンオーバー

ビタミンB1         脳のエネルギー源を作る

カリウム          浮腫みの原因を排出する

ポリフェノール・ビタミンC      抗酸化作用で元気な体作りのサポート

レジスタントスターチ    血糖値の上昇を穏やかにする

ビタミンE           生活習慣病の予防

βカロテン           抗酸化作用

と、いろいろな栄養素からさまざまな効果があります。

 

 

2.さつまいもの効果

 

 

・腸内環境を整える

さつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の食物繊維が入っています。

食物繊維の水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は、同じ食物繊維でも働きが異なります。

水に溶ける水溶性食物繊維は、余剰な糖質をキャッチしてくれるので、糖尿病や肥満などの生活習慣病予防に役立ちます。

水に溶けない不溶性食物繊維は、水溶性食物繊維がキャッチしてくれたものを排出してくれます。

さつまいもには、この水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類が含まれているので、どちらの食物繊維もとることができる食べ物です。

腸内環境について参考にしてください。

 

・高血圧予防に役立つ

カリウムは、細胞内液に多く存在するミネラルです。

さつまいもには、このカリウムが米飯の18倍含んでいます。

カリウムは余分なナトリウムを体外に排出してくれるので、むくみ対策に有効です。

カリウムは、細胞内のナトリウムとバランスをとりながら細胞内の水分を調整しているほかに、血圧のコントロールをしています。

 

・抗酸化作用で元気な体

ビタミンEは、脂質の酸化を防ぐ作用(抗酸化作用)を持っています。

体内の細胞の酸化による老化や、LDLコレステロールの酸化による動脈硬化の予防などの役立ちます。

細胞を酸化から守ることで、体の中から美しくなり元気な体作りをサポートしてくれます。

 

・美肌作り

さつまいものビタミンCは、リンゴの約5倍も含まれています。

ビタミンC は水に溶ける水溶性のビタミンで、ビタミンEと同じく抗酸化作用を持ち肌のシミ対策や炎症に効果があります。

またビタミンEを同時に摂取することで、美肌効果を発揮すると言われます。

 

・脳のエネルギー源

ビタミンB1は、脳にとってのエネルギー源であるブドウ糖を、エネルギーに変換するのに必要な栄養素です。

ビタミンB1が不足すると、ストレスを感じやすくなる・疲労感を感じる・食欲の低下などを引く起こします。

 

 

3.さつまいもの選び方

 

 

スーパーなどで「さつまいも」をえらぶときは、どのように選んでいますか。

 

・さつまいもを選ぶポイント

①見ためにツヤがある

②表面に凹凸・傷がないも

③皮の色が均一

④斑点のない

⑤ふっくらとした形

 

さつまいもは古くなると、皮の表面が変色します。

色味が均一でツヤがあり、見た目がきれいなものが新鮮な証拠です。

 

・用途の例

紅あずま

幅広い料理に使え、関東では一般的な品種です。

繊維質が少なく、甘味が強いのでスィートポテトや天ぷら・煮物にも活用ですます。


鳴門金時

鳴門金時は、西日本の一般的な品種です。

上品な甘味で、焼き芋・天ぷら・大学芋などに使いやすい品種です。


安納芋

安納芋は種子島の特産品で、丸い形・果肉はオレンジ色をしています。

加熱すると、甘味が強く粘り気があるので、焼き芋におすすめな品種です。

4.さつまいもの保存法

 

 

・冷蔵庫に入れない

「さつまいも」は寒さに強くありません。

冷蔵庫で冷やしてしまうと痛む原因になるので、冷暗所に保存します。

 

・新聞紙にくるむ

直射日光に当たらないように新聞紙にくるんで、冷暗所に保存します。

冷蔵庫では低温障害を起こしますが、20℃を超えるような熱い場所では発芽をすることがあります。

 

・保存期間

冷暗所での保存期間は、2週間程度が目安です。

2週間以上経つと、徐々に傷んできます。

 

・冷凍保存

加熱料理には、冷凍保存も可能です。

「さつまいも」をきれいに洗い水けをきり、皮の付いたままレンジや蒸し器で一度火を通して型、ラップでくるみ保存袋に入れて冷凍します。

食べるときは、汁物・煮物など加熱料理に使います。

5.まとめ

 

 

 

さつまいもはいろいろな栄養素が幅広く含まれており、そして美味しい食品です。

さつまいもに含まれる食物繊維やヤラピンなど、皮の近くに含まれているので皮ごと食べることで、栄養価を無駄なくとることができます。

美味しい「さつまいも」を、皮ごときれいに食べて体の中からきれいにしましょう。


 

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