いろいろな種類がある砂糖はどの砂糖がいいの?
私たちが普段なにげなく使っている砂糖ですが、どのような種類の砂糖を使っていますか?
スーパーでもいろいろ並んでいる砂糖ですが、気になってもついつい白砂糖を買っていませんか?
白砂糖は万能ですが砂糖のことを知って、料理や健康状態に合わせて使うようにしてみるのも良いと思います。
1.砂糖の分類
砂糖は、分蜜糖(ぶんみつとう)と含蜜糖(がんみつとう)に分類されます。
・分蜜糖
主成分のショ糖だけで作られている。
クセのない甘みが特徴です。
上白糖・三温糖・グラニュー糖など
・含蜜糖
ショ糖以外にもミネラルなども入っている砂糖で、素材特有のコクがあるのが特徴です。
きび砂糖・黒糖・てんさい糖など
*上白糖や三温糖は体内への吸収が早く血糖値が上がりやすい、反対にてんさい糖は体内への吸収が遅いため血糖値の上昇が緩やかです。
2.砂糖の種類
上白糖
サトウキビやビートを精製して作られる砂糖です。
精製の過程で不純物が取り除かれ、白い結晶となり転化糖が含まれるため、表面に水分が保たれるようになりしっとりした食感になります。
上白糖は甘さが強く、コクがあります。
くせのない風味と細かい結晶なので、あらゆる調理に適しています。
三温糖
上白糖と同じサトウキビやビートが原料で、精製後に加熱を3回繰り返すため糖液がカラメル化して、褐色がかかっている砂糖です。
強い甘みとコク・独特の風味があり色が付いているため、和食の煮つけや照り焼きなどの色を活かす料理に適しています。
きび砂糖
原料はサトウキビで完全に精製されてないため、カリウムやカルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。
うま味成分であるアミノ酸が多く含まれています。
まろやかな甘さとコクがあり、あまりクセがないのでブリの照り焼き・豚の角煮・筑前煮などに適しています。
黒糖
沖縄のサトウキビを煮詰めて作られるため、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄などのミネラルが豊富に含まれ、ビタミンB群や腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれています。
濃厚な甘みや渋味独特な風味と苦味があり、甘みはとても強いのですが1番低カロリーです。
黒糖は味や香りが強いため、素材を活かす料理には向かないので、黒豆・黒蜜・梅シロップ・かりんとうなどに適しています。
てんさい糖
原料は北海道のサトウダイコンでヨーロッパなどでは、てんさい糖が一般的に使われています。
てんさい糖は完全に精製されないため、カリウム・カルシウムなどのミネラルが多く含まれています。
腸内環境を整えるオリゴ糖が含まれています。
優しい甘みでクセが少なく粒子が細いので溶けやすく、かぼちゃの煮物・おひたし・コンポートや主張が強くないため幅広く料理に適しています。
オリゴ糖
ミネラルが含まれる含蜜糖です。
オリゴ糖とはてんさい糖に含まれ、オリゴ糖はお腹にやさしい成分と言われています。
まろやかな甘みと上白糖のような使い勝手のよいのが特徴です。
ココナッツシュガー
ココナシの花蜜から作られる砂糖です。
香ばしい風味と優しい甘みが特徴です。
ココナッツシュガーにはほかの砂糖よりもはるかに多くのミネラルが含まれ、食後の血糖値のGI値が低いので血糖値が気になる方にはお勧めです。
ただ希少性が高いので、価格が少し高めになります。
*上白糖や三温糖は体内への吸収が速く血糖値が上がりやすい、反対にてんさい糖は体内への吸収が遅いため、血糖値の上昇がゆるやかです。
3.まとめ
砂糖には他にもグラニュー糖・粉砂糖・顆粒状糖・角砂糖・液糖・永砂糖・和三盆などと色々あります。
自分の好みの甘さやコク・食材に合わせて使う・健康状態に合わせて(オリゴ糖・ココナッツシュガーなど)使ってください。
塩も参考にしてください。