犬がごはんを好き嫌いする理由
愛犬がごはんを好き嫌いして食べてくれない、食べるけど残してしまうなどと悩んだことはありませんか?
特に小型犬の食道が細い子に多いですが、あれこれ フードを変えてみたり、トッピングをしたりして食べさせていませんか?
実は犬は一生、毎食同じものを食べていても満足なのです。
原因は もしかして飼い主にあるかもしれません。
心当たりはありませんか?
1.好き嫌いの原因
1-1.子犬
子犬の場合は、母犬のおなかにいるときに、母犬の食べていたものが影響します。
母犬が好んで食べていたものが子犬の栄養素なので、それが自分の好きな食べものの基準です。
おうちに迎えたときは食べたのに、食べなくなってしまったなどあると思います。
犬は新しいもの、人が食べているものなどに興味を持ちやすいのでその時は食べてしまいますが、自分の好きな基準とかけ離れているものは「嫌いなもの」になりやすいようです。
1-2.成犬
①小型犬の場合、食べにくい大きさ(食道が細いために丸のみもできない)も考えられます。
②おやつを与え過ぎでおなかが空いていない、ごはんより美味しいおやつを欲しがり、ごはんを食べなくなってしまうことがあ ります。
ごはんよりおやつの方がニオイが強く、味も濃いものが多く犬が好みやすいのです。
③人間の食べ物を食べていると、犬のごはんに比べてニオイも強く味も濃いです。
甘味や塩味・うま味などもしっかりあり、犬にとっては高カロリーです。
日常的に与えていると、肥満や病気の原因です。
④いつも同じごはんだと可哀想・他のごはんも食べさせたいなどと思ったことはないですか?
犬は合っていれば一生同じ食事でも満足です。
栄養バランスの整ったドックフードを選んであげてください。
*犬は人のように味覚に優れてはいないものの、甘味・塩味・苦味・酸味の基本のみかくは持っています。
特に犬はあまみに反応し、甘みを浴することがあります。
*犬は嗅覚が優れており、人の6,000~20,000万倍といわれます。
嗅覚でフードの好みを決めている場合もあります。
2.好き嫌いをなくす
2-1.お湯をかける
愛犬がフードを食べなくなったら、少量のお湯をかけてみましょう。
お湯をかけることでフードの匂いが強くなり、臭覚を刺激してくれます。
2-2.トッピングをする
いつものごはんにプラスでトッピングを少ししてみましょう。
新鮮な鶏・牛・ラム・馬などの肉を食べやすい大きさにカットしてあげましょう。
かつおや鶏のだし汁を冷やしてフードにかけてあげると、風味がよく食べてくれます。
2-3.ほかに選択肢がないことを理解させる
ドックフードはフードのみで、必要な栄養素を十分に摂ることができます。
ごはんを出して30分くらい様子をみます。
食べなくても・食べ残していても30分くらいで片付けてしまいましょう。
次のごはんの時間になったら、同じ種類のドックフードを与え、食べなくても食べ残しても30分くらいしたら片付けてしまいましょう。
1~2日するとおなかが空いて、おやつなどを探す・要求しても、決して作戦を変えないでください。
本当におなかが空けば与えたごはんを食べるはずです。
*おやつは何かができた時に「ごほうび」として少量を与えましょう。
3.ドックフードを替える
①製法や材料成分が違うドックフードに替える場合は、徐々に替えていきましょう。
②今までのドックフードを混ぜ、徐々に今までのフードを減らし、愛犬が新しいフードに慣れるように新しいフードを増やしていきましょう。
③ウエットタイプからドライタイプに替える場合は、ドライフードに少量のぬるま湯を混ぜて始めてください。
*何の徴候もなく嘔吐や下痢・体重の減少などがあったときは病気が疑われる場合は獣医師の診察を受けてください。
4.まとめ
愛犬が好き嫌いをしていると、何をあげていいのか本当に困ります。
私も最初はウエットタイプのごはんをあげていたので、ドライフードに替えるのが大変でした。
食べないとごはんを片付けるのですが、かわいそうでとても心が痛かったです。
いろいろなトッピングや手作りごはんもしましたが、本来ならドックフードだけで食べてくれるのが栄養面からも1番いいのです。
愛犬の健康と長生きのため、心を鬼にして頑張ってください。