犬のごはんに馬肉は良いの?
愛犬のごはんは、ドライフード・ウエットフード・手作りごはんなどがありますが、そのお肉は鶏肉・牛肉・豚肉・鹿肉などといろいろなお肉が使われています。
桜肉と可愛い呼ばれ方の馬肉には、優れた栄養成分を持っています。
1.馬肉の栄養素とは
馬肉は、良質なタンパク質を持っていると知っている方も多いと思います。
・馬肉は低カロリー高タンパク質
馬肉・牛肉・豚肉を100gで比較してみると
・カロリー(kcal)
馬肉(赤身) 110kcal
牛肉229kcal
豚肉 202kcal
・脂質
馬肉 2.5g
牛肉 23.3g
豚肉 12.8g
・タンパク質
馬肉 20.1g
牛肉 18.4g
豚肉 18.9g
・鉄分
馬肉 4.3mg
牛肉 1.3mg
豚肉 1.1mg
・カルシウム
馬肉 11mg
牛肉 5mg
豚肉 5mg
・リン
馬肉 170mg
牛肉 140mg
豚肉 178mg
・ビタミンB2
馬肉 0.24mg
牛肉 0.18mg
豚肉 0.25mg
・不飽和脂肪酸
馬肉は、必須脂肪酸が豊富です。
馬肉は、牛肉や豚肉に比べて脂肪が少ないのですが、牛肉や豚肉にはほとんど含まれていない「不飽和脂肪酸」が約65%も含まています。
普通、動物性脂肪には含まれることが少ないオメガ6とオメガ3が馬肉には含まれているので、馬肉の脂肪の質は魚の脂肪に似ていると言えるでしょう。
・ミネラル
馬肉には、ミネラルが豊富です。
鉄・セレン・亜鉛・リン・カリウム・マグネシウムが豊富で、その中のセレンは「がん予防」効果が期待されているミネラルです。
また、抗酸化作用があり「活性酸素」から体を守ってくれ、老化防止に役立っています。
2.馬肉の魅力
一般的に犬の食いつきが良いと言われる馬肉の魅力は、どのようなものでしょうか。
・丈夫で健康的な体をつくり、高タンパク質・低脂肪食材
・サラサラオイルの不飽和脂肪酸がたっぷり
・元気をサポーとするグリコーゲンが豊富
・低アレルゲンで消化のやさしい
他にも
・毛づやが良くなる
・皮膚トラブルの改善
・便の調子がよくなる
・食欲が出る
・貧血の予防と改善
などの効果が期待できます。
3.まとめ
馬肉は、低脂肪で高タンパク質・オメガ6とオメガ3を含んでいるので、筋肉を必要とする成犬にもおなかに優しいのでシニア犬にも、またカロリーが少ないのでダイエットをしたい犬にも向いているお肉なのです。
体に良いお肉を選んで、愛犬が元気で長生きをしてくれて欲しいものです。