エキストラバージンオリーブオイルは普通のオリーブオイルと違うの?
体に良いオイルの人気NO.1はオリーブオイルです。
オリーブオイルの体にいい理由は、こちらの「体にいいオイルはどのオイル?オイル5選」にて説明をしているので参考にしてください。
オリーブオイルと一括りにしていますが、オリーブオイルには種類があるのでしょうか?
種類によって違いがあるものなのでしょうか?
せっかく体に良いものなら、一番体に良い種類を選びたいものです。
目次
1.オリーブオイルの品質は8つに分類される
オリーブオイルは、IOOC(国際オリーブオイル理事会)によって定められた基準によって8つに分類されています。
大きく分けて
・バージンオリーブオイル
・精製オリーブオイル
・オリーブオイル
と3つに分けられます。
この3つはよく目にしますが、さらにその中でもグループ分けをしていて、8つのカテゴリーに分類されます。
実際に日本の販売店で目にするのは、JAS(日本農林規格)の規定(酸度が2%未満であること)によってエクストラバージンオイルとピュアオリーブオイル(オリーブオイルとも表記)の2種類です。
*官能検査とは、オリーブオイルの品質は果実の状態やオイルの搾り方によって大きく変わります。官能検査はオイルのティスティングのことで、オイル鑑定家が十数名で銘柄を隠したブラインドテスト方式でティスティングした結果を集計した平均値がオイルの評価です。
フルティーさが感じられるかどうかがティスティングのもっとも大切な要素で、その他に辛味・苦味などの個性を調べます。
そのままの状態で食用できるものを「バージンオイル」
好ましくない匂いや辛さなど、欠点のあるものは「ランパンテ」とし、精製して食用にします。
1-1.エキストラバージンオリーブオイル
バージンオリーブオイルとは、物理的な加工(粉砕・圧搾など)以外に、一切の化学的処理をせず抽出したオリーブオイルを指します。
バージンオリーブオイルのなかで最高峰にエクストラバージンオリーブオイルが存在します。
・エクストラバージンオリーブオイルとは
酸度が0.8%以下で、義務づけられている官能検査で、完全な食味と香りを保っているものと認められたものがエキストラバージンオリーブオイルです。
1-2.ピュアオリーブオイル(オリーブオイルとも表記されている)
日本のJAS(日本農林規格) では、オリーブオイルはオリーブの実を原料とし、酸度2%以下であることが定められています。
バージンオリーブオイルの中で販売できるのは、エクストラバージンオリーブオイルのみですが、化学的に精製されたオリーブオイルでも酸度が2%以下であれば販売可能です。
ピュアオリーブオイル・ボマースオリーブオイル・またはオリーブオイルとだけ表記されていることもあります。
これはバージンオリーブオイルを搾った残りの部分から溶解抽出など化学的に精製されたオリーブオイルとバージンオリーブオイルのブレンド品です。
一般的には精製オイルは無味無臭、食品として販売されるものは風味のあるバージンオリーブオイルとブレンドしたものです。
1-3.有機オリーブオイル
良質なオリーブオイルにはエキストラバージンオリーブオイルであるうえに、有機の認定を受けているものもあります。
イタリアではBIO(ビオ)と表記され、EU(欧州連合)有機認定マークが表記されています。
有機認定は
・オリーブ畑で農薬を使わない
・土壌が農薬に汚染されていない
・製造、貯蔵、梱包、販売までの過程
以上が基準を満たしていなくてはいけません。
そのため、搾油所も有機の認定を受けているところで搾油を行う必要があります。
1-4.酸度とは
オリーブの実からオイルに加工する際に生じる遊離酸度
鮮度の目安にもなり、風味の成分が破壊されていないことを示す基準になります。
収穫から製造過程で長時間空気にさらされないことが重要であり、作業自体の丁寧さも大きな要因です。
2.オリーブオイルの適した保存方法
オリーブオイルは酸化しづらいイメージがありますが、年月がたてば品質の良いものでも少なからず変化はあります。
オリーブオイルは紫外線や高温を嫌うため、開封後は直射日光を避けたキッチンや冷暗所で保存しましょう。
冷蔵庫などの冷たすぎる場所で保管すると、オリーブオイルが固まってしまいます。
3.体に良いエキストラバージンオリーブオイル(5選)
3-1.日清オイリオ ルイーザ
ルイーザは有機エキストラバージンオリーブオイルです。
産地は本場イタリアで「おいしさ」にこだわっています。
味が濃く、香り際立つ「一番搾り」で収穫から12時間いないですべて搾ります。
イタリアでとても希少なオーガニックのオリーブを使い、鮮度を保っているので生産量が少なく通信販売限定品です。
3-2.プラネタ エキストラバージンオリーブオイル(日欧商事)
どんな料理にもなじむ、フレッシュさが感じられるイタリア(シチリア)のエキストラバージンオリーブオイルです。
濃い緑色をした味の主張が強く、辛味・苦味もしっかり感じられます。
味にしっかりした料理にとても合います。
3-3.ボスコ エキストラバージンオリーブオイル(日清オイル)
緑色はとても濃く、強い辛味が口の中で広がる、イタリアのエキストラバージンオリーブオイルです。
フレッシュで華やかな香りとハーブのようなスパイシーな味わいです。
苦味が好みの人にお勧めで、パンにつけたり・カルパッチョ・サラダなどの料理に合います。
3-4.ゴヤ エキスタラバージンオリーブオイルUNICO(イマイ)
UNICO=唯一のの名前の通り濃い緑色がとてもきれいで、香りが残るスペインのエキストラバージンオリーブオイルです。
キレのある辛味と苦味が調和され、食材のうま味を引き立てつつ、オリーブオイルの味が調味料になってくれます。
サラダ・前菜・トーストなどを上品に変化させ、スモーク料理・生野菜・グリルした肉や魚などに合います。
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3-5.キヨエ オリーブジュース100%オイル
オーストラリアで作られるエキストラバージンオリーブオイルです。
雑味のない軽やかなのに香りがあるオリジナル製法で作られるエキストラバージンオリーブオイルです。
オリジナル製法で作られ、そのまま野菜やジュースに入れ飲めます。
飲むほかに、野菜にとても合うのでサラダなどととても合います。
4.まとめ
体に良いエクストラバージンオリーブオイルですが、残念なことに偽物も多く出まわっています。
エキストラバージンオリーブオイルと表記することを許されている極上オリーブオイルは希少で、生産量1位のイタリアで45%、2位のスペインで30%ほどしか生産されていません。
エキストラバージンオリーブオイルを選ぶときは酸化を防げるボトルを選び、ラベルを必ずチェックしましょう。
エキストラバージンオリーブオイルと表記されていても、裏のラベルに原産国・原料がかかれていないものもあります。
エキストラバージンオリーブオイルは「体にいいオイル」なので 美容・料理の種類によって使い分けて、オリーブオイルを楽しみながら、美味しく健康に過ごせるといいですね。