冬になるとモコモコで太って見える猫の毛のしくみ

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冬になると「あれ?太った???」と見える猫です。

猫の毛が夏と冬とで変わるのは知っていますが、猫の毛のしくみを知っておきましょう。

1.猫の換毛期

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愛猫が換毛期になると、毎日ブラッシングをしても「こんなに抜けるの?」と思う飼い主さんも多いと思います。

猫にとっては、この換毛期はとても大切な時期なのです。

冬毛はモコモコになって寒さから身を守り、夏は逆に冬毛を脱いで涼しく過ごすためなのです。

猫の毛のしくみ

猫の毛は「オーバーコート」「アンダーコート」も二重構造になっているダブルコートです。

・オーバーオート

猫の毛の外側に生えている毛です。

硬くてハリのある手触りで、オーバーコートは紫外線や外からの汚れから皮膚を守ります。

・アンダーコート

オーバーコートの内側に密集して生えているフワフワの柔らかい毛で、「猫っ毛」と言われるのがこのアンダーコートです。

アンダーコートは、体温を逃がさないように保温役割をしています。

*猫の換毛期は年2回、一般的には暖かくなる3月頃と寒くなる11月頃から始まります。

2.猫の夏毛と冬毛の違い

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・猫の冬毛

猫の冬毛は寒くなってくる秋頃から、体の周りに細かいフワフワした毛が生えてきます。

これがアンダーコートで、冬の寒さから守るために地肌に密着し、1つの毛穴から4~6本の細かい毛が生えます。

アンダーコートは保温機能が高く、防水性にも優れているので冬でも暖かく過ごすことができます。

寒くなりアンダーコートになると、愛猫がモコモコしてきて太って見えたりします。

・猫の夏毛

猫の夏毛は、寒い冬が終わり暖かくなる春頃から生えます。

寒さに活躍したアンダーコートが、暖かくなってきたのでゴッソリ抜けて、少し硬めのオーバーコートが生えます。

オーバーコートは生える密度は低く、通気性を良くし体温調整をします。

猫は夏毛を舐めて唾液をつけ放射熱によって体を冷ましたり、肌が直射日光や紫外線にさらされることを防ぐことにオーバーコートが必要になります。

*夏だからといって毛をなくしてしまうと、かえって愛猫が熱い思いをすることがあります。

3.室内猫は換毛期がない?

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完全室内飼いの猫の場合、年に2回あるはずの換毛期がこない場合もあります。

一年中エアコンで温度調整され、夏場と冬場の気温の変化がない場合は、猫も気温に対応する必要がないのです。

しかし毛が抜けないわけではなく、明確な換毛期がなく毛の抜け生えを続けるということになります。

猫のなかでも、シャムやメインクーンなどはシングルコートで冬毛は生えません。当然、スフィンクスも毛がないので、生え替わりはありません。

寒い時期は、服や暖房器具を使い防寒対策をしてあげてください。

4.まとめ

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猫の換毛期に一番大切なことは、ブラッシングです。

ブラッシングをしっかりして、抜け毛で起こる病気の対策もできるので、大切な愛猫のために使いやすいブラシをみつけ、正しいブラッシングをしてください。

猫のブラッシング抜け毛で起こる病気はこちらを参考にしてください。

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