ジャスミンティーの効果ってなにがあるの?
コンビニとかでも目にするジャスミンティーですが、ジャスミンティーは中国のお茶でジャスミンの花からできたお茶だと思っている方も多いと思います。
ジャスミンティーって何からできているの?どんな効果があるのでしょうか。
目次
1.ジャスミンティーとは
ジャスミンティーとはジャスミンの花を乾燥したものではなく、緑茶・ウーロン茶などの茶葉にジャスミンの花の香りをつけたフレバーティーです。
1-1.茉莉花茶(まつりかちゃ)
ジャスミンティーの7割が茉莉花(ジャスミン)の香りがついたもので、濃厚でエキゾチックでコクのある飲み口のフレーバーです。
1-2.香片(しゃんぴん)
台湾で人気のジャスミンティーです。
発酵度の低い清茶にジャスミンの香りをつけたもので、渋みが少なく柔らかな芳醇なかおりが特徴です。
1-3.茉莉龍珠(まつりりゅうじゅ)
丸めた緑茶にジャスミンの香りを吸収させたものです。
見た目・香り・味わいともに上品です。
高級なほど茶葉の産毛が銀色に光り、ジャスミンの柔らかな香りが特徴です。
2.ジャスミンティーの効能
2-1.リラックス
ジャスミンティーの特徴でもある香りの成分、ベーゼルアセテートは脳内の伝達物質であるドーパミンを活性化し、リラックス効果があるといわれます。
お茶と一緒にアロマを感じることで、身体が温まりよりリラックス効果が得られます。
2-2.美肌
ジャスミンティーに含まれる豊富なビタミンC・ビタミンE・ミネラルは美肌に効果のある成分です。
美肌に効果があるといわれるビタミンCは、熱に弱いのですが緑茶のビタミンCだけは緑茶のカテキンに守られて、体内に取り入れることができます。
美肌効果を求めるには、緑茶ベースのジャスミンティーが効果的です。
*ジャスミンティーに含まれる豊富なビタミン・ミネラルは、胃腸に働きかけて消化サポートをしてくれると考えられます。
2-3.ホルモンバランス
ジャスミンティーの香り、ベンゼルアセテートは女性ホルモンを正常に導く効果もあり、生理痛や月経前症候群・マタニティーブルーの改善にも役立つといわれます。
更年期障害の方にもおすすめです。
2-4.ダイエット
ジャスミンティーに含まれるカフェインは脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活発にさせる作用があり、血行を促進させる働きもあります。
脂肪をエネルギーに変換しながら代謝をあげるので、脂肪燃焼にも効果的です。
タンニンには脂肪吸収抑制作用があり、ジャスミンの香りのベンゼルアセテートにも脂肪燃焼を促進する効果があります。
カフェイン・タンニン・ベンゼルアセテートの作用の相乗効果によりダイエットに効果的といわれています。
*溜まっている脂肪を燃焼しやすくしてくれ、食事から摂取された脂肪も体に蓄積されるのを予防してくれます。
2-5.体臭・口臭予防
ジャスミンティーは緑茶やウーロン茶をベースにしているので、カテキンが多く含まれています。
カテキンには細菌・ウイルスを殺菌する効果があるので、口臭の元となる虫歯や歯周病菌を殺菌してくれます。
ジャスミンティーに含まれる香りの成分は強力なので、焼肉やニンニク料理などの食事中に一緒に飲むことで身体から出る匂いを抑えて食事の体臭予防にもなります。
2-6.集中力
ジャスミンティーに含まれるベンゼルアセテートは、右脳を刺激して自律神経の緊張を和らげてくれる働きがあるので、仕事や勉強の合間に飲むことで集中力があがります。
2-7.4むくみ
ジャスミンティーは緑茶やウーロン茶がベースなのでカフェインが豊富です。
カフェインには利尿作用があるので、体内の余分な水分を出し、むくみを改善します。
2-8.二日酔い
ジャスミンティーにはアルコールを解毒する作用があり、また鎮痛作用もあるため頭痛にも効果があります。
二日酔いは体内に解毒しきれないアルコールが溜まることでおこるので、飲み過ぎた時にはジャスミンティーを飲んで、体内のアルコール分解を助けてもらいましょう。
3.栄養素
ジャスミンティーは緑茶やウーロン茶の茶葉を使っているので、含まれる成分はほぼ同じです。
そのほか、ジャスミンティーの特徴的な香りに、ベンゼルアセテートという成分があります。
3-1.ビタミンC
ジャスミンティー3杯でリンゴ1個のビタミンC(約12mg)がとれます。
1日の必要なビタミンCの摂取量は100gなので、ジャスミンティー3杯で8分の1が摂取できます。
3-2.ビタミンE
ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、アンチエイジング・血管の健康を保つ働きがあり、悪玉コレステロールを抑えて善玉コレステロール値をあげる効果もあります。
3-3.ミネラル
人間の体には必要不可欠ですが、体内で作り出すことはできません。
メラニンの代謝・基礎代謝を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働き、効果はさまざまな成分(亜鉛やリンなど)とお互いに助け合うことで発揮されます。
3-4.タンニン
緑茶に含まれる渋み成分で、ポリフェノールの一種であるタンニンには、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用や殺菌・消臭作用があります。
タンニンには収れん作用があり、メラニンの増殖を抑えてシミ・くすみを防ぐ働きもあるので美肌・美白効果も有効です。
*収れん作用を持つ物質には、止血・鎮痛・防腐などの効果もあるといわれます。
3-5.カフェイン
主に覚醒作用をもたらし、集中力をアップさせ、疲労回復や利尿作用のあるカフェインはとり過ぎずに、適正な量を摂取するには健康の味方です。
*1日の摂取量は、健康な人で400gといわれます。
カフェインは緑茶とほぼ同じで10gに対して0.02ですが、煮だし方などでも変わってきます。
3-6.ベンゼルアセテート
ジャスミンティーの香りの成分であるベンゼルアセテートは、脂肪燃焼を助けるほか、右脳を刺激して自律神経の緊張を緩和し、副交感神経を活性化することにより、リラックス効果を生み出す働きをします。
4.まとめ
ジャスミンティーは女性にとって、とても良いお茶だと思います。
若い人から熟年まで、いろいろな効果がきたいできるお茶です。
冷やして飲んでも、温かくして飲んでも、ちょっと一息の時や食事の時に飲んでも、自分に合った飲み方が楽しめそうですね。
*活性酸素と抗酸化物質については免疫力と抵抗力を参考にしてください。