犬の体調に合わせた介護食 6種類
犬も人間と同じように、年を取ると介護が必要になります。
元気でピンピンしている老犬もたくさんいます、個体差がありますが日常の動作の低下は避けられません。
また老犬でなくとも、病気と闘う生活を余儀なくされることで、介護を必要になることもあります。
介護食はどのようなものがあるのでしょうか。
食べる力に合わせて、介護食を選ぶ必要があります。
犬の介護食
1.ドライタイプ
自分で噛む力も飲み込む力もあるようでしたら、噛むことが刺激になり、筋力の衰え防止にもなり、消化器の衰え防止にもなるドライタイプがよいでしょう。
ドライフードでは、いろいろな病気別にフードがでています。
・皮膚サポート
・腎臓サポート
・ダイエットサポート
・消化器サポート
・心臓サポート
など、さまざまな病気別にフードがあり、生活習慣で必要な食べ物の選択ができます。
犬が飲みやすい形状や食べやすさを工夫しましょう。
獣医師と相談の上、ドライフードは新鮮なお水と与えてください。
2.ウエットタイプ
自分で食べられるが、歯が悪い・歯がない・食べにくそうな場合は、ドライフードをふやかすか、ウエットタイプに切り替えましょう。
ドライフードのふやかし方は
・ぬるま湯でふやかします。
・熱湯を使うと、ドックフードの栄養素を壊す場合があります。
・人肌程度のぬるま湯が最適です。
ウエットタイプは水分も多く、素材の味が生かされているので、犬の食いつきがよいです。
ドライタイプ同様で、さまざまな病気別であります。
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3.ペースト・パテタイプ
歯が悪い・歯がない・噛む力が弱い場合は、舐められて水分も多く含まれているペーストやパテタイプがよいでしょう。
寝たきりの状態の場合は、喉や食道に詰まらせる危険もあるので食べやすいように、犬のからだを少し起こして与えると危険も減ります。
与え方
・体を起こしクッショで支えるか、膝の上にのせ、腹を下に伏せの態勢にします。
・容器を口に持っていき、飲み込む様子を見ながら少しずつ与えます。
・あごだけを上に向けて与えると誤嚥をしやすいので、気管に入らないように注意しましょう。
4.ゼリー・ムースタイプ
飲み込むことがつらいようなら、ゼリー・ムースタイプのものですと、喉の通りがよく食べやすいです。
とろみがあり、気管に入りづらいので、誤嚥性肺炎を軽減できます。
飲み込む様子を確認することが大切です。
与え方
・体を起こしクッショで支えるか、膝の上にのせ、腹を下に伏せの態勢にします。
・容器を口に持っていき、飲み込む様子を見ながら少しずつ与えます。
・あごだけを上に向けて与えると誤嚥をしやすいので、気管に入らないように注意しましょう。
5.粉末タイプ
日々の体調が良かったり、悪かったりと変化があるようならば、粉末タイプで調整してあげるのもよいでしょう。
犬が食べていると思えるように、調子がよい時はペースト状にして与え、調子が悪い時は流動食にして与えることができます。
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6.流動食
自分で飲み込むことが難しい、固形物をまったく受け付けない場合は、流動食にしてあげるとよいでしょう。
シリンジ(注射器の針のないもの)・はちみつの空き容器などに入れ、口の中に入れて食べさせます。
与え方
・体を少し起こし腹をしたにし(伏せの状態で頭を高くした姿勢)、または伏せの状態でかかえます。
・シリンジやはちみつの容器で口の横から喉にに向かって少し入れます。
・少しずつ与え、飲み込む様子を確認しながら与えましょう。
・あごだけを上に向けると誤嚥しやすいので、気管に入らないように注意しましよう。
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介護食は噛む力・飲み込む力・食欲などを考えて選びましょう。
犬は本来、自分で食べることが自然です。
そのため介護をしていると、いろいろな理由で食べない時もあります。
そのとき飼い主があきらめずに、少しでも食べる工夫をし続けることが大切です。
犬の介護はとても大変です。
介護は食事だけではなく、2~3時間おきに寝返りさせ、トイレの介助など時間に追われます。
1人でかかえずに家族に協力してもらいましょう。
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