はじめて猫を飼うとき、迎えるための準備が必要です。
迎えるための準備には、意外に知らないことも多いようです。
新しい家族と楽しく過ごすために、十分に準備をして迎えましょう。
1.猫を迎える前に知ること
1-1.心構え
ペットを迎えるということは、 どの動物でも同じですが、一生の責任を持つということです。
猫の場合は平均寿命が15歳。(2019年全国犬猫飼育実能調査結果)
15年前後の一生を責任がもてるか考えましょう。
1-2.自由に旅行ができない
ペットホテルを利用できますが、料金もかかえり、猫によっては大変なストレスになることもあります。
猫にとって安心のできる環境を作ってあげることが大切です。
1-3.アレルギー
猫アレルギーがおこる人がいます。
飼い始めたあとに喘息や皮膚の湿疹などがでることもあるので、はじめて猫を飼う人は事前に医師に相談するなど、慎重な判断が必要です。
1-4.お金がかかる
猫を飼うにはお金がかかります。
仔猫を買う費用のほか、初期費用として
•ワクチン
•マイクロチップ
•猫の用品(食事・トイレ・ゲージ・キャリーなど)
•去勢・避妊手術の料金
そのほかに
•毎日のご飯代
•猫の砂(トイレ用)
•毎年のワクチン代・ノミやダニの予防
病気になれば病院代もかかります。
1-5.室内で飼う
交通事故・猫同士の争いによる怪我・感染症などから守りましょう。
猫を自由に放して、糞尿・ゴミを荒らす・鳴き声など周囲に迷惑をかけることは飼い主の責務です。
2.健康診断
2-1.猫を拾った場合
多くの猫が、猫風邪か鼻気管支炎になっています。
まずは病院に連れていき、病気がないか診てもらいましょう。
猫風邪・鼻気管支炎は抗生物質の注射を打って治癒します。
捨て猫には大抵ノミがいます。病院で駆除をしてください。
また、猫エイズ・白血病・猫伝染症腹膜炎の検査をしましょう。
2-2.ペットショップで買った場合
大抵はペットショップの方で1回目のワクチン接種は済んでいることが多いです。
病院に行って2回目以降のワクチン接種を行い、去勢・避妊手術の日程を聞いておくことも大切です。
3.ごはん
3-1.生後1ヶ月まで
母猫がいれば、母猫に寄り添い母乳を飲みますが、母猫がいない場合だいたい32度くらいの温かさを保ち、生後1ヶ月までは、猫用ミルクを哺乳瓶・シリンジ・スポイトなどで1日に何度かに分けてあたえます。
猫用ミルクの量・与える回数は猫用ミルクのパッケージに書いてある通りに与えましょう。
3-2.離乳食
生後1ヶ月くらいから離乳食に入ります。ミルクに加え、仔猫用のペットフードを食べさせます。
ミルクを徐々に減らし、仔猫用のウエットフードやドライフード(水やお湯でふやかしたもの)を食べさせます。
1日の摂取量を、何度かに分けて食べさせてください。
仔猫の体重は毎日5~10g増えていきます。体重の増え方は成長の目安ですので体重をこまめに計測しましょう。
・大きめのプラスチック食品保存容器に仔猫を乗せ、クッキングスケールで計測するとおうちでも簡単にできます。
3-3.離乳食が食べられたら
生後1ヶ月が過ぎ離乳食が食べられ、おなかの調子も悪くないようなら、離乳食を与えて1週間以上なら仔猫用フードに切り替えられます。
生後1年(12ヶ月)までは仔猫用のフードを与えてください。
4.猫が食べてはいけないもの
・アボカド ・ぎんなん
・たまねぎ ・にら
・いちじく ・グレーップフルーツ
・ぶどう ・レモン
・イカ ・エビ
・貝 ・カニ
・ししゃも ・たこ
・キシリトール ・チョコレート
・お茶 ・カフェインの入ったもの
・牛乳(猫用のミルクを与えましょう)
5.まとめ
猫と穏やかに過ごしたいものですが、仔猫のうちは何にでも興味を持ち、とても元気に暴れます。
噛むと危ないもの、飲み込んでしまいそうなものは きちんと片付けて 仔猫が遊べるようにしましょう。