犬のトイレトレーニングのしつけ方「子犬編」

犬を迎えて「しつけ」の1つであるトイレトレーニングです。

トイレの「しつけ」はしっかりできないと、お家でもドックカフェや施設に出かけるのも大変困ったことになります。

お家では排泄できず外でしかできないと、雨の日・雪の日・飼い主の体調など困ってしまう飼い主さんもいらっしゃると思います。

愛犬が上手にトイレをできるために、トイレトレーニングをしましょう。

1.子犬のトイレトレーニングはいつから?

子犬を家族として迎えた日がスタートです。

ゲージの中にベット・食事・トイレと一緒にされている方も多いと思います。

犬はもともと、きれい好きな動物で巣穴の中で眠ったり・くつろいだりし、トイレは巣穴の外に出て排泄して寝床はきれいな空間にします。

そのため、寝床とトイレを離す方が覚えやすいという話を聞きます。

とはいえ、日本の家の事情があります。

①ゲージいっぱいにペットシーツを引き、仕切り(ブックスタンドなどを横おきして利用)をつけて、寝床とトイレを分けてあげるのもよいでしょう。

②ゲージの中に仕切りをつけても、最初のころは両方で排泄しますが、1週間もすると片方で排泄することが多くなります。

基本的に犬は食べる場所を汚すのは嫌うので、仕切りの排泄の少ない方で食事や寝床にするとよいでしょう。

*トイレシーツで排泄を習慣化させない限り、犬はトイレシーツがトイレとは認識しません。

2.子犬をゲージから出さない

子犬を迎えてから慣れるまではゲージから出さないのは、トイレトレーニングもありますが、環境の変化によりストレスの軽減もあります。

もともと犬は、巣穴で暮らしている動物なので、狭い場所で安心して眠ることができます。

生後2か月くらいの子犬は、1日17時間は睡眠をとらなくてはいけません。

飼い主さんが見ているとなかなか眠らなくとも、気づかないうちに子犬は眠ってしまいます。

*ゲージの中でトイレと寝床を仕切っているため、きれい好きな犬はトイレの臭いがしていると全ての場所をトイレと認識してしまうので、トイレシーツは小まめに取り換えましょう。

3.子犬が慣れるまで室内では

ゲージの中では排泄をトイレシーツできちんと出来るようになったのに、ゲージから出すと失敗してしまうこともよくあります。

トイレをまだきちんと覚えていない子犬は、広い空間に出るとトイレがわかりません。

トイレを覚えるまでは、子犬にとって全てがトイレとなるので目を離すと粗相をしてしまうことがあります。

「子犬が排泄をする場合のしぐさ」

・床の匂いを嗅ぎまわる

・くるくる周りをまわる

・落ち着きがなくなる

・同じところを何度もうろうろする

このような「しぐさ」をしたらトイレに連れていきましょう。

トイレを覚えるまではゲージから出した時には、室内でもリードをつけると飼い主さんが遊べる範囲やトイレに誘導できます。

*子犬の1日の平均排泄回数は5~6回、尿はその3倍と言われます。

 その後1カ月で半分以下に減ってきます。

4.ゲージの使い方

ゲージは天井がないものの方が、子犬の場合トイレシーツの交換などに使いやすいです。

まだトイレを覚える段階の子犬の場合、排泄を目撃したら大げさに褒めてあげてから片付けるときに、天井から子犬抱き上げ・トイレシーツを片付けやすいのです。

ここでトイレトレーニングです。

①トイレで排泄を目撃した場合

・大げさに声を出して褒めてあげる

・ゲージから出してあげる

・子犬をゲージから出したあとにトイレシーツを交換する

順番は「褒める」→「子犬をゲージから出す」→「トイレシーツを交換する」

*順番を間違えないように注意しましょう。

 順番を間違える・時間をかけてしまうと、どうして褒められたのか理解できなくなってしまいます。

*ゲージの外に出すときは時間をきめましょう。

 10分・3カ月くらいの子犬ら15分・4カ月以上子犬なら20分と時間を守るのもトイレトレーニングの近道です。

*時間がきたらゲージに戻すときは、上から戻さずに扉から戻しましょう。

 これは出すときも必ず扉を使うと、後々自分で戻らせるためです

②トイレで排泄したが目撃していない場合

いつしたかわからないので、子犬を抱いたまま、もしくは子犬をダンボールに入れたうえでトイレシーツの交換をしましょう。

外に子犬を出して遊んでいる間は、ゲージの扉は必ず開けておきましょう。

これは遊んでいる間にもトイレがしたくなった時に、自分で戻って排泄できるようにするためです。

自分で戻って排泄できたら、大げさに褒めて遊びを続けます。

トイレ以外でし始めたら、「あ!」や「NO」などの一言を言ってから、すぐにゲージの扉からゲージに戻して扉を閉めます。

排泄の続きをトイレシーツにできたら、褒めてあげてゲージの扉を開けて外にだしてあげます。

排泄の続きをしなければ、遊びは終了しましょう。

これを日に何度か繰り返して、覚えさせましょう。

*排泄の言葉をかけてあげましょう。

・「トイレ」

・「シーシー」

・「ワンツー」など

言葉で出来るようになると、将来外に出た時に店内など入る前にさせるの時に便利です。

5.まとめ

家の中でトイレができると、何かがあったときに外に連れて行かなくても安心です。

トイレトレーニングはゲージから出してあげたい気持ちや、子犬からの要求などがあり心を鬼にする場面も多々あります。

トイレを覚えないと、散歩に行けないときに膀胱炎になったりします。

後々のことを考え、しっかりトイレトレーニングをして、早くトイレを覚えてもらいましょう。

今回の3つ(2.3.4)の項目を、1項目を1週間の目安で頑張ると3週間でトイレトレーニングができるようになります。

トイレのしつけを身につけることが、愛犬・飼い主にとっても大切なことです。

根気強くがんばりましょう。

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