夏に多い肩こりの原因は何でしょうか

夏になってクーラーの効いた部屋に居続けると血行が悪くなり、クーラー病(冷房病)で体調不良を引き起こすことがあります。

冷えによる血行不良と、寒い時に血管収縮のコントロールをする自律神経の乱れからも、肩こりを引き起こすことがあります。

 

 

1.肩こりになる原因

 

肩こりは慢性化してしまうと、症状が悪化する可能性があります。

まず、自分の肩こりの原因を確認しましょう。

 

1.同じ姿勢で長時間座っている

肩こりは肩甲骨周りの筋肉がこわばって発生することが多いのです。

・顎や顔が前に出ている

・猫背になっている

・肩が上がっている

・作業台が肘より高い位置にある

など、肩甲骨周りの筋肉に負担がかかり、肩こりになりやすくなります。

 

 

2.身体の冷え

身体が冷えて血行が悪くなることも、原因のひとつです。

冬はもちろんのこと、夏の冷房で身体が冷えてしまい、交感神経と副交感神経が体温のバランスを整えようとすることで、自律神経が乱れ肩こりの痛みにつながることがあります。

 

3.運動不足

慢性的な運動不足が続くことで、筋肉が弱くなります。

筋肉が弱まることで首や肩に負担をかけ、肩こりにつながります。

パソコンや携帯電話を長時間操作している方は、注意しましょう。

携帯電話を長時間操作していると、頭を下に向ける姿勢が続くので、首を痛めることがあります。

 

4.ストレス

ストレスを溜めることで自律神経が乱れ、肩こりを引き起こすことがあります。

 

 

2.肩こりのチェック

 

肩こりの原因となる筋肉の鍵は、肩甲骨周辺にあります。

長時間ん同じ姿勢を続ける、肩甲骨が外側に広がったままで動かないなどで、肩甲骨周辺の筋肉の血行が悪くなり硬くなりやすくなります。(肩甲骨は上記の写真を参考にしてください)

 

・肩甲骨の動きのチェック

1.壁などに背をつけ立ち、手のひらは下向きで腕を伸ばしたまま、肩の横の位置まで上げます。

2.そのままの姿勢で腕を上げていき、肩の位置(1.の位置)から腕が上がったところまでの角度をチェックします。

・0~45度

肩甲骨周辺の筋肉が硬くなっており、肩甲骨の動きが悪い

 

・45~60度

肩甲骨周辺の筋肉が少し硬くなっており、肩甲骨の動きも悪い

 

・60~90度

肩甲骨は柔軟に動いている

 

 

3.肩こりストレッチ

 

今回は、肩甲骨の周辺の僧帽筋の凝りを和らげる簡単なストレッチです。

僧帽筋は、首から肩にそして背中に大きく広がっている筋肉で、腕を持ち上げる・腕を引っ張る動作をサポートする筋肉です。

 

1.両指を組み、手の高さはおでこのあたりで後頭部にに回してセットします。

2.腕を内側に絞り、首を真下に向けます。

3.頭を落とすと、首の後ろや背中が伸びます。

*頭は内側に引っ張らずに、必ず真下に落としてください。

 

 

4.まとめ

 

最近肩が凝っている・頭痛があるなど感じたときは肩甲骨の動きのチェックをし、腕が上がっていないようなら姿勢を正す・ストレッチをするなどして、肩甲骨周辺の筋肉をほぐしてください。

夏は頭痛も多い季節です。頭痛も参考にしてください。

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