靴の減り方を自分自身で、把握できていますか?
身体に歪みがでないように、靴の減り方を知って歩き方を矯正しましょう。
1.自分の歩き方を知ろう
中心とかかと(かかとのみ)が減る
アキレス腱が縮んでいる人に多い。
つま先よりかかとが高くなった状態が続くと、アキレス腱が縮んだまま硬くなるため、素足やかかとの低い靴を履くとからだが縮んだアキレス腱に引っ張られて後ろに傾きます。
それを元に戻そうと前かがみ(猫背)になってしまいます。
姿勢が悪いため、腰痛につながります。
内側がすり減る
長年足に合わない靴を履いている・ジャンプなどして靴のかかとに強い衝撃を受けるとかかとが傾いてしなうなどの状態が長く続くと、体の重心が内側に倒れる状態になることがあります。
土踏まずがなくなり、偏平足や外反母趾の原因になります。
内股・X脚など
外側が減る
重心から外側に偏っている状態です。
かかとが外側に倒れているため、膝が外側に向いてしまいます。
足が正しく地面に着いていないので、接着時に地面からの衝撃を吸収できずに、膝や腰に大きな負担がかかり膝痛や股関節痛の原因になります。
ガニ股・O脚など
つま先とかかとが減る
歩くのにかかとから着地して足裏全体が着き、足首が前に進んで最後に親指のつま先で蹴り出す正しい歩き方です。
左右の減りが非対称
片脚だけが内側がすり減る歩き方をする・膝から下の長さが左右で違うなどの人が非対称になりやすいです。
歪んでいる足から変形や痛みがでるので、早めに専門医に診てもらいましょう。
骨盤のゆがみ・筋肉の衰えなど
2.かかとの減り方で歩き方を改善しよう
中心とかかと(かかとのみ)が減る
アキレス腱を伸ばしましょう
・両腕を伸ばし、壁に手のひらをつける
・片脚を後ろに1歩引き、両足のつま先は前方を向いたままで前方の足のみをゆっくり曲げる
・後方の足のアキレス腱(ふくらはぎ)が突っ張って痛みを感じます
・ゆっくりと呼吸をしながら、1分間ずつ両足を交互にする
内側が減る
足を地面にしっかり着けるように歩く意識をする
・目線をまっすぐ前に向け、顎をやや引き、前かがみにならないように背筋を伸ばす
・お尻に力を入れ、足と一緒に骨盤が前後に動くように意識をして、腕を左右にバランスよく大きめに振り、少し大股に歩く
・親指側のつま先を意識して、蹴り出してかかとから着地を心掛ける
外側が減る
股関節を内側に倒す感じで膝の位置を正す
・正座をする
・お尻が浮かないように意識をし、片足の膝下をつま先からゆっくりと外側に出す
・足の付け根から太ももにかけて突っ張る感じの位置で止め、ゆっくりと呼吸をしながら1分間ずつ、両足を交互にする
3.まとめ
正しい姿勢で歩くことは、健康トラブルへの予防にもなります。
歩くときは背筋を伸ばし、前に出した足をかかとから着地し、重心を足裏から前に移動し、親指の付け根あたりでしっかりと地面を蹴ることを心掛けましょう。
正しい歩き方をすると、体にかかる負担が減り疲れにくさを実感できます。
有酸素運動で健康維持も参考にしてください