猫も結膜炎になるの?予防法はあるの?

結膜炎は人間にとってはよくある目の病気ですが、猫も結膜炎になるのでしょうか。

猫の結膜炎はどのような病気で、治る病気なのでしょうか。

1.猫の結膜炎とは

結膜炎とは、上下まぶたの内側の瞬膜・白目の部分を覆う粘膜が炎症することです。

結膜に充血や浮腫みが出るので、外見で異常があるのがわかります。

猫の目の病気では、結膜炎が全体の約50%を占める一般的な病気ですが、放置していると角膜炎(黒目の表面の角膜)やブドウ膜炎(眼球の角膜より奥にあるブドウ膜)へと進行し、失明する可能性があります。

2.猫の結膜炎の症状

猫の結膜炎の主な症状

・白目が充血する

・結膜が腫れる

・目やにが増える

・涙が増える(涙やけしている)

・目を気にしてしきりに擦る(自分の手や壁・机に目を擦りつける)

・目をつむりぎみになる

など

猫は黒目が大きく白目はほとんど見えないので、何か一つでも症状が当てはまれば獣医師に診てもらいましょう。

3.猫の結膜炎の原因

猫の結膜炎の主な原因

・猫ヘルペスウイルス感染症

・猫カリシウイルス感染症

・猫クラミジア感染症

・細菌感染

・寄生虫感染

・まつ毛・まぶたの異常

・アレルギー性

・涙の膜の異常

・異物

・シャンプー

など

印の感染症は初期症状で結膜炎が出る場合があります。これらの感染症は免疫力の低い猫や子猫に感染しやすく重症になりやすいです。

猫ヘルペスウイルス・猫カルシウイルスは猫風邪を参考にしてください。

4.猫の結膜炎の予防法

●猫の結膜炎でもっとも多いのが、ウイルス感染です。

 ウイルス感染はワクチンがあるものがあるので、幼齢期からしっかりとワクチン接種をしておくことが大切です。

 結膜炎がウイルス感染の場合は、基本的に人間にうつることはないのですが、クラミジア感染は少なくともうつる可能性があるので、猫に目薬を注した後は必ず手を洗いましょう。

●アレルギー性の結膜炎の場合は、原因になる物質を調べて取り除く必要があります。

●外傷性の結膜炎では、目瞼内反症のような毛が原因の場合は、目の周りの毛を刈るなどの対処が必要です。

 また、多頭飼いや外に出る猫の場合は、ケンカなどの原因が多いので、外に出さない・各猫が1匹で居られるようなスペースの確保が必要となります。

●環境を整え、ストレスを軽減することで免疫力を高めることが必要です。

5.まとめ

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愛猫が結膜炎になっているか、目の充血や目やになどで確認できた時は、重症にならないように早めに獣医師に診てもらいましょう。

ウイルス感染などは、1度結膜炎になると潜伏感染(キャリア猫)となり再発を繰り返しやすくなるので、定期的に診察を受けることをお勧めします。

可愛い愛猫の目に異常がないかを、スキンシップの時に確認しましょう。

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